皆さん、はじめまして。今回「木槌でポン(仮)」の担当になりました「鳳蘭子(おおとり らんこ)」です。

皆さん、はじめまして。同じく、担当になりました「皇静(すめらぎ しずか)」です。

このコーナーは、広島県三次市に伝わる「稲生物怪物語」という伝説について考察していこうという、「木槌でポン(仮)」といういいかげんな題名とは裏腹に、それは真面目なコーナーです。

なのです。

というわけで、今回の記念すべき第一回目のテーマは『「稲生物怪物語」って何なの?』です。

わ〜。(パチパチパチパチ)

このコーナーを運営するにあたって、「稲生物怪物語」のオーソリティーをお呼びしております。妖怪仙人、どうぞ〜。

うむ。

それでは仙人、「稲生物怪物語」の説明をお願いします。

江戸中期の寛延二年(1749)の備後の国三次(現在の三次市)の藩士の子息・稲生平太郎という16才の少年がこの物語の主人公ぢゃ。彼は隣家の相撲取り三ッ井権八と武芸論争の末、肝だめしをすることになったのぢゃ。比熊山という山のなかにある「たたり石」という名前からして祟りそうな石にしるしをつけてくるという。言っておくが、比熊山は今でも十分に寂しい場所で、しかも夜な夜な織田無道が出るのぢゃぞ(ウソ)。とにかく、そんな山に夜間雨降る中、一人で平太郎はしるしを付けに行ったのぢゃ。それを、無事やり遂げて調子づいてきたのか、よせばいいのに権八と二人で「百物語」をやるしまつ。それが引き金となったのか平太郎の家には数々の妖怪が現れ出す。一つ目の大入道、老婆の大首、鈴木その子(!?)などなど。それら妖怪を平太郎はものともせず、そして最初の妖怪が現れて30日目、ついに妖怪を束ねる魔王が現したのぢゃ。魔王は平太郎の勇気を讃えると、木槌を残し平太郎の家から去っていくのぢゃった。めでたし、めでたし。

へえ〜。なんか江戸時代の鬼太郎って感じですね。

ちょっと違うような気もするけど・・・。まあ、ニュアンスは似てるかな。

あ、先輩。私、鬼太郎のマネできます。聞いて、聞いて。

ハイハイ、後でね。

おい、鬼太郎。(声:田の中勇)

・・・・・。

似てません?

似てる・・・。似てるけど、それって「目玉おやじ」の声じゃん。

あ、モノマネなら、わしもわしも。

まー、しょのー。

誰のモノマネか、みえみえなんだけど、一応尋ねるわ。誰、それ?

田中角栄。

・・・・・。

・・・・・。

似とるぢゃろ?

静、なんか質問ある?(無視、無視)

「稲生」でですか?そうですねえ。(無視、無視)

まー、しょのー。

この稲生平太郎っていう人、実在の人物なんですか?

そうよ。平太郎以下物語の登場人物も実在した人物なの。そして平太郎にいたっては、子孫の方が広島市に在住してらっしゃるし、そのうえ物語の最後に平太郎が魔王から貰いうけた木槌も実在するの。

まー、しょのー。

子孫の方がいらっしゃるなんて、すごいじゃないですか。

そうね。これが他の怪異物語とはひと味もふた味も違うところね。

まー、しょのー。

・・・・・。

・・・・・。

まー、しょのー。

しつこい!

すっこーん!!!!!

いや、聞こえておらんのかなと。

聞こえてたけど無視してたの。田中角栄のマネするヤツなんて今時いないわよ!珍獣よ!

寒すぎです。

いや、いまさっきのは違うんぢゃ。よく聞いてくれ。

まー、しょのー。

同じじゃん・・・。

いや、田中眞紀子。

・・・・・。

・・・・・。

〜完〜


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